紫外線空気殺菌/脱臭装置の特長

紫外線殺菌ランプとの比較

同じ方式と誤解を受けやすい器具として殺菌灯メーカーの装置があります。価格は当社装置の約1/10程度です。
紫外線ランプの相違点として、加工が容易なソーダガラスで製作しており、殺菌に必要な紫外線波長を吸収する不純物(鉄分)が多く含まれていますので、約2000時間(約3ヶ月)で初期UV照度が50%にまで低下してしまい、ランプは点灯していても殺菌効果は半減しています。
また、ランプから距離が長くなるほど、殺菌力の目安となるUV照度は小さくなり、殺菌効果は近距離しか期待できません。


バイオクリーンで採用しているランプからの照射距離が5㎝のUV照度を100%とすると、ランプからの距離が1mで2.5%、2mで0.3%、3mではほぼ0%にまで減少してしまいます。その為、ファンにてランプ近辺へ空気を送りランプ傍を通過する空気を確実に殺菌していく構造です。


当社の販売する装置は純度が非常に高い石英ガラスで製作されているのでUV照度も高く、ランプの実寿命も6000~8000時間(ランプにより異なる)で、この時の初期UV照度からのダウン率は40%と長く使用(約1年)出来るので、殺菌効果が高いと共に大変経済的です。

弊社取り扱いの低圧水銀ランプは、石英ガラスの材質を変えることで、185nmの波長出力を制御する仕組みです。
殺菌に使用するランプは水殺菌で使用するランプと同じです。紫外線の輝線である254nm(一般的に殺菌線と呼ばれています)が高出力で照射されており、浄水場などでもクリプトスポリジウムの不活化目的で導入が進んでいます。
オゾンが使えない場所では殺菌線のみ照射するオゾンレスランプを単独で利用できます。

放電式オゾナイザーによる空気殺菌脱臭装置も多く販売されています。放電式オゾンは、オゾン生成するために空気を原料とすることが弱点となります。
空気中には約78%が窒素ですので、放電式のエネルギーで窒素酸化物が生成してしまいます。
この窒素酸化物が放電体を被膜していくので、オゾン生成能力が減少します。定期的に放電体の清掃をする必要があり、清掃を実施しても100%の回復は見込めません。最終的には発生体の交換ということになります。
ある程度の装置となれば、酸素PSAを搭載したタイプがあります。
これは放電体の定期的な清掃は回避できますが、万が一のトラブル時にはPSAも含めてメンテナンス費用が発生することは覚悟が必要です。

HACCP対応で食品製造業における衛生管理向上の気運の高まりを受けて、納入先企業の70%が食品工場です。

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項目
HBC-110W
HBC-40W
設置スペース m3
300
150
消費電力 W
135
60
空気流量 m3
57
29
ランプ本数 本
2
2
本体寸法 mm
1420×160×200
680×100×125
本体重量 kg
6
4
電源寸法 mm
450×300×100
300×250×161
電源重量 kg
11
9
オゾン発生量 mg/H
1120
340
出口オゾン濃度 ppm
9.3
5.5

室内のオゾン濃度と時間について
バイオクリーンを室内天井付近に設置した場合、オゾンは空気の約1.66倍の重さが有るので、オゾンガスは上層部から徐々に下層部へ拡散されると考えられます。
しかし現実には、室温による室内空気の対流や湿度、あるいは下部からの空気の流入などの自然現象に加え、電動ファンでの強制循環である程度均一化することができます。
下層部のオゾンガス濃度が一方的に高くならないことは、空中浮遊菌の殺菌や食品の保存、加工機器への影響、さらに人体への環境を考慮する上でも好都合です。水を使用する食品加工工場や厨房では、湿気(水)で多くの空中浮遊菌を落下させるのでオゾンガス濃度は比較的低レベルで殺菌効果は得られると考えられます。
オゾン(O3)は自然分解で最終的には酸素(O2)に戻りますが、室内の汚染濃度や湿度などの条件で分解時間は異なります。
しかし、紫外線殺菌ランプによる強制分解を行なうと1ppmのオゾン濃度の場合、約1時間程度で安全基準の0.1ppmにすることができます。


お勧めの施設

厨房施設 ホテル・旅館の客室 食品工場 入院設備のない病院など一定の時間帯に人の出入りがない空間です。

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