液泡で水中の溶存ガスを空気組成へ変換FBT50S
水中の余分な溶存ガスを空気組成へ変換
過飽和状態の窒素、二酸化炭素、酸素や酸素不足、二酸化炭素不足などの水中のバランスの崩れた溶存ガスを空気の組成へ変換します。
F.BT-50は水中に溶存する気体の割合を、常に飽和割合である≒・O2ガス:37%、N2ガス:58%、CO2ガス+Arガス:5%(重量比)の値に近づけようとする作用があり、水棲生物にとって好適な生息環境を維持することが出来ます。1個あたり約10L/分の処理量です。
低圧力水でOK
¥18,000(税抜き)
マイクロバブルをお薦めしない理由:溶存ガスの状態
強い圧力を空気に加え水に溶解させたり、又は強い圧力水を用い水中に微細な気泡(マイクロバブル)を生成させると、飽和水よりも空気成分を多く水中に溶解させることができます。しかし、魚介類も好気性微生物も水中に溶解させた空気成分の内の酸素ガス成分だけを消費することになりますので、時間経過と共に魚介類や好気性微生物には消費されない窒素ガス成分が過剰に溶存した水が生成されます。更に生物呼吸により排出されるCO2ガスも水中に放出されて水に溶解することになり、魚介類や好気性微生物にとっては不要なガス成分が多く溶解した過飽和水になります。また、強いポンプで水を循環させる際に、ポンプの吸引側のホースやパイプ管等に小さな穴やスキマがあると、外部の空気がその穴やスキマからポンプ内に混入し、空気成分が飽和値より多く溶解して上記と同じ現象が起こります。従って、溶存する酸素ガス量の測定値が許容量レベル内であっても、水中には不要なガスが致死量レベルに溶存している場合がありますので、過密に魚介類を生息させている養殖場では溶存ガスの成分割合の把握が必要となります。過飽和から飽和へすることにより、バランスの良い水になります。
空気組成と同じ溶存ガス | 魚などが呼吸で酸素を消費します。 | 酸素が無くなり窒素が残ります。 |
エアーレーションを行います。 | 魚などが呼吸で酸素を消費し、窒素が残ります。 |
窒素が過飽和の状態になり、エアーレーションを行っても酸素の消費が多ければ溶存酸素は向上しにくい状態となります。
そこで、考えられるのが、マイクロバブルです。しかしながら過飽和水へマイクロバブルを供給しても溶けにくい水になっていますので、期待した結果が得られない理由です。
F.BT-50では、水を循環させながら空気組成の割合の水へ戻します。
ガス病予防・対策にお薦めです。
魚介類(養殖場)、水耕栽培への活用
FBT50Sは水中に溶解している空気成分の溶存バランスを、常に水棲生物が生息しやすい割合に近づける作用を有しています。
低圧力水(≒0.05~0.15Mpa)を供給すると水面上部のホース端口から空気を自動的に自吸することができます。この作用により、F.BT-50W内で液泡膜が多量に生成されて、水棲生物にとって気体の溶存バランスの良い水を生成することができます。
FBT50Sを利用すると溶存ガスを置換しますので効率良く溶存酸素量が回復します。養殖、水耕栽培、アクアリウムなど用途は広がります。
【供給水圧別吐出量】
0.05Mpa→約12.8L/分
0.1Mpa →約16.4L/分
0.15Mpa→約20L/分
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