光酸化促進反応法による/COD・BOD低減目的
COD低減に関して
COD処理とは酸素【O】とのやり取りです。次亜塩素酸ソーダの場合、次亜塩素酸ソーダの分子量74.5gの内、有効酸素の原子量は16gです。よってCODを1mg低減する為に必要な次亜塩素酸ソーダ量は74.5÷16=4.7mgが必要となります。
PHの影響、COD成分の大半が完全に水に溶解しているので凝集剤で固液分離出来るのは分子量の大きい物質に限られてしまうなど問題があることが現状です。
光酸化促進反応法単独では、様々な問題を処理することは不可能です。紫外線利用の場合はランプ保護管を水中に浸漬させます。処理目的の水に硬度分など多量にある場合は不向きです。オゾナイザーを利用すれば高価なシステムになりがちですが、(捨てる水に経費は掛けにくい)処理時間が長く取れる場合など紫外線ランプから生成するオゾン化空気を利用するのも1つの手法です。下記のBOD対策ではアンモニア性窒素が含有している水でした。光酸化を利用すれば脱窒は簡単ですが、薬品のランニングコストが増大する為、違う手法となりました。どんなCODやBODもこの装置にお任せというものがあれば良いのですが、残念ながら各企業様の水は同じではありませんので既存の一般的な機器を組み合わせることがポイントであり、弊社の強みです。
トータル的に組み合わせるということが重要です。
活性汚泥がある現場での問題点の多くはDO値が低くなり能力が発揮出来ないなどピンポイントでランニングコストを低く抑える手法もご提案します。
光酸化を凝集沈殿、加圧浮上、オゾン処理、活性汚泥などを組み合わせることにより、トータルでコスト削減を図り、総合的にエンジニアリング致します。
排水処理/BOD対策
施工事例:最終処理工程(活性炭処理)に於いて原因不明のBOD値上昇が起こる。
改修工事前の主要問題点(平均処理流量 :6m3/h)
新炭交換後1ヶ月前後を経過すると、見た目の水質に変化が無いのにBODのみ原因不明の上昇が起こる。
高分子凝集剤を添加していないので、リークしたフロックが砂ろ過装置及び活性炭槽を閉塞させる。
BOD河川放流基準値を満たす為には、3ヶ月サイクルの新炭入替が必要で、ランニングコストが高い。
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左写真は、プロテインスキマー。原水を装置内に引き込み中央写真のエアポンプで空気を送り込みマイクロバブルを発生させています。泡沫分離を行った様子です。光酸化は未導入です。
年間使用量(6m3/h×24時間で算出) ※電力量は含まず | ||||
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凝集剤 | 高分子凝集剤 | 活性炭 | 合計金額 | |
改修前 | 433,182円 | 4,048,800円 | 4,481,982円 | |
改修後 | 362,664円 | 9,290円 | 337,400円 | 709,354円 |
※2012予定 | 362,664円 | 9,290円 | 371,954円 |
バブルタンク社の気体溶解に関する 中核技術について
マイクロバブル発生技術![](../images/bt_5021.jpg)
微細気泡発生器及びそれを備えた微細気泡発生装置 特許第3682286号
気液混合旋回流せん断方式によりマイクロバブルを発生させる。
特徴:水道(3kg/cm2)程度の圧力で既往製品(6kg/cm2)の同等以上のマイクロバブルの発生を可能にした。省エネルギーでかつ家庭でも使用しやすい。
高効率気体溶解技術
気体溶解量調整装置とそのシステム 特許第3929472号
気体を液体に溶解する時に、液体を液簿膜にすると拡散律速に影響されず、効率よく気体を溶解可能である。
特徴:液薄膜をシャボン玉状にし、狭い空間で効率よく生成させ、気体を省エネルギーで溶解させる。方式は二種類あり、エアーポンプを用いた曝気型と流束を容器に突入させて作成させる流束突入型がある。
COD処理における酸化剤の計算
COD処理とは酸素【O】とのやり取りです。次亜塩素酸ソーダの場合、次亜塩素酸ソーダの分子量74.5gの内、有効酸素の原子量は16gです。よってCODを1mg低減する為に必要な次亜塩素酸ソーダ量は74.5÷16=4.7mgが必要となります。
オゾンの場合 オゾンの分子量48gの内、有効酸素の原子量は16gです。よってCODを1mg低減する為に必要なオゾン量は。48÷16=3mgが必要となります。
【例】CODが50mg/Lの1000Lの排水を処理する場合に、必要な酸化剤量は?
・次亜塩素酸ソーダの場合
50×4.7×1000÷1000=235g/Lの純分が必要となります。
・オゾンの場合
50×3×1000÷1000=150g/Hのオゾン発生量が最低必要となります。このオゾン発生量があるオゾナイザーでは、コストが見合いません。
簡易オゾンマイクロバブル発生器
簡易オゾンマイクロバブル発生セット
簡易UVランプ式オゾナイザー マイクロバブル発生器1個
オゾンガス濃度約100ppm
※ポンプ、加圧タンクは含みません。
※簡易式となります。
ヤフーショッピングでご購入頂けます。
弊社への直接のご注文ではご入金後発送と着払いのみ。
使用方法
ワンパス、循環でカット野菜のオゾンマイクロバブルの殺菌評価や実験などご利用下さい。
推奨水圧は0.2Mpa以上
マイクロバブル発生器が複数個必要な場合も単品でご購入頂けます。